顔の日焼け対策フェイスカバー完全ガイド|バイク乗り必見の選び方

顔の日焼け対策フェイスカバー完全ガイド|バイク乗り必見の選び方

| リベルタオンライン編集部

ヘルメットを脱いだら、頬と鼻筋だけが赤く焼けていた——バイクに乗る人なら一度は経験する状況です。日焼け止めを塗っても汗と走行風で流れ落ち、数時間のツーリングでは持ちません。そこで有効なのが、物理的に紫外線をさえぎるフェイスカバーです。

本記事では、走行中に顔が焼ける仕組みから、UVカット率・素材・形状の見極め方、ヘルメットとの併用テクニックまでをまとめました。自分の乗り方に合った一枚を見つける参考にしてください。

ツーリング先の峠道でヘルメットを脱ぎ、黒いフェイスカバーを首元まで下ろすライダー
ツーリング先の峠道でヘルメットを脱ぎ、黒いフェイスカバーを首元まで下ろすライダー

バイク走行中に顔が日焼けする原因とは

紫外線とヘルメットの隙間問題

気象庁のデータによると、日本国内のUVインデックスは7〜8月の正午前後に「非常に強い」に分類される8以上に達します。バイクでの移動は日陰がなく、走行時間がそのまま紫外線を浴びる時間になります。

さらに厄介なのがヘルメットの構造です。フルフェイスでもシールドを開ければ顔の中央部は露出しますし、ジェットヘルやハーフヘルメットでは頬・鼻・顎・首が大きく開いたままです。反射光の影響も無視できず、アスファルトは紫外線の約10%を反射すると言われています。つまり、下からの照り返しがシールドの隙間を通って顎下に届くわけです。

加えて、UVA(波長315〜400nm)はガラスやポリカーボネートを一定量透過します。シールドを閉じていても、UVカット加工のないタイプでは紫外線をすべてさえぎれるとは限りません。「ヘルメットをかぶっているから安心」とは言い切れないのが実情です。

走行風による乾燥と日焼けの関係

時速60kmで走れば、顔には秒速約17mの風が当たり続けます。これは台風並みの風速です。この走行風は肌表面の水分を急速に奪い、角質層のバリア機能を低下させます。乾燥した肌は紫外線ダメージを受けやすくなるため、「紫外線+乾燥」のダブルパンチが顔に集中する構図です。

日焼け止めが効きにくいのも同じ理由です。走行風と汗で膜が崩れ、こまめに塗り直さない限り効果は続きません。走行中の塗り直しは現実的でないため、布で物理的に覆うフェイスカバーのほうが安定した対策になります。

顔の日焼け対策フェイスカバーの選び方

黒・グレー・ホワイトのフェイスカバー3枚を木製テーブルに並べたフラットレイ
黒・グレー・ホワイトのフェイスカバー3枚を木製テーブルに並べたフラットレイ

UVカット率・素材で選ぶポイント

まず確認したいのがUVカット性能の表記です。指標は主に2つあります。

  • UPF(Ultraviolet Protection Factor):生地の紫外線防護指数。最高値はUPF50+で、紫外線の約98%以上をさえぎる水準とされます
  • 紫外線遮蔽率(UVカット率):90%以上、99%以上といった表記。市販品では99%前後の製品が多く見られます

数値の記載がない製品は性能が不明なため、UPF50+または遮蔽率90%以上を明記したものを選ぶのが無難です。

素材面では、ポリエステルやナイロンなど化学繊維が主流です。繊維自体が紫外線を透過しにくく、吸汗速乾性も高いためバイク用途に向きます。逆に薄手の綿は汗を吸って乾かず、濡れた状態では生地が透けて紫外線を通しやすくなります。

編みの密度も重要です。光にかざして向こう側が透けて見える生地は、それだけ紫外線も通します。ただし密度を上げすぎると通気性が落ちるため、後述する「蒸れにくさ」とのバランスで判断してください。

ヘルメットとの併用で蒸れない形状

フェイスカバーは形状によってヘルメットとの相性が大きく変わります。

  • ネックゲーター型(筒状):首から鼻まで引き上げて使う。かぶりが浅く、ヘルメットの脱着で位置がズレにくい。汎用性が高い
  • バラクラバ型(目出し帽):頭部まで覆う。日焼け対策としては最も隙間が少ないが、生地が重なる分だけ熱がこもりやすい
  • 耳掛け・マスク型:ヘルメットのストラップと干渉しやすく、走行中にズレることがある

バイクで使うなら、ヘルメットの内側に収まる薄さと、あごひも周りで干渉しない形状が条件になります。厚手のフリース系ネックウォーマーは冬向けで、夏場は熱がこもるため不向きです。

鼻の位置に注意したいのが「息苦しさ」と「シールドの曇り」です。呼気がまっすぐ上に抜けるとシールドが曇るため、鼻の脇にメッシュや通気口があるモデル、あるいは生地自体が呼気を分散させる薄手のタイプが扱いやすくなります。

通気性と冷感機能のバランス

夏のツーリングでは、UVカットと同じくらい「暑さ対策(※1)」が重要です。フェイスカバーの冷感機能には大きく2つのタイプがあります。

  • 接触冷感タイプ:熱伝導率の高い素材を使い、触れた瞬間にひやりと感じるもの。着用直後は快適だが、生地が体温と馴染むと冷たさの感じ方は落ち着く
  • 気化熱・吸熱タイプ:汗や水分に反応して吸熱する加工を施したもの。汗をかく状況で機能する

FREEZETECH(フリーズテック)が採用する氷撃冷感プリントは後者にあたります。プリントに含まれるエリスリトール・キシリトールが汗や水分に反応して吸熱特性(※2)を発揮し、冷感が持続(※3)します。※エリスリトール、キシリトールによる※冷感プリントが水分に反応している間汗をかく夏場のツーリングや、走行風が当たる状況と相性がよい仕組みです。

FREEZETECH ACCESSORY 冷感ロングネックゲーター Black White(メーカー希望小売価格2,750円・税込)は、首から鼻元まで覆える長さがあり、ヘルメットのあごひもを避けて着用できます。ジェットヘルメットで顎まわりが露出しやすい方や、首の後ろの日焼けが気になる方に向いた形状です。

顔まわりだけでなく、頭部の対策も併せて考えたい場合はFREEZETECH ACCESSORY 冷感ヘッドキャップ Black White(メーカー希望小売価格2,090円・税込)をヘルメットのインナーとして使う方法もあります。汗を受け止めることで、ヘルメット内装の汚れを抑える副次的なメリットもあります。

※1 冷感効果のあるアイテムを活用して暑さを乗り切るという考え方に基づく表現です。 ※2 プリントに含まれるエリスリトール、キシリトールによるものです。 ※3 冷感プリントが水分に反応している間。冷感の感じ方には使用環境により個人差があります。

フェイスカバーの正しい使い方と着用方法

バイクのシート脇でネックゲーターを鼻元まで引き上げて位置を調整する手元のクローズアップ
バイクのシート脇でネックゲーターを鼻元まで引き上げて位置を調整する手元のクローズアップ

ヘルメット装着前後の着け方手順

順序を間違えると隙間ができたりズレたりします。ネックゲーター型を例に、基本の手順は次のとおりです。

  1. 首に通し、いったん首元まで下ろした状態にする
  2. 上端を鼻の付け根(メガネのパッドが当たる位置)まで引き上げる
  3. 上端の位置を保ったまま、下端が襟の内側に入っているか確認する
  4. その状態でヘルメットをかぶり、あごひもを締める
  5. シールドを閉じ、呼気が上に抜けないか確認する。曇るようなら鼻元の位置を数mm下げて調整する

ポイントは「ヘルメットを先にかぶらない」こと。先にかぶってから引き上げようとすると、あごひもの下に生地を通す作業が難しくなり、走行中にズレる原因になります。

ジェットヘルやハーフヘルメットの場合は、生地の上端を頬骨より上に配置すると、頬の日焼けをしっかり抑えられます。サングラスやゴーグルを併用する場合は、生地の上端をアイウェアの下に入れ込むと隙間がなくなります。

洗濯・お手入れで機能を長持ちさせるコツ

顔に直接触れるアイテムのため、使用ごとの洗濯が基本です。

  • 洗濯ネットに入れ、中性洗剤で洗う
  • 柔軟剤は繊維をコーティングし、吸汗速乾性を損ねる場合があるため控えめに
  • 乾燥機・アイロン・漂白剤は生地や加工を傷める原因になるため避ける
  • 陰干しで自然乾燥させる

冷感プリントを施した製品も、洗濯環境によって差はあるものの、通常の洗濯で機能が保たれる設計になっています(※4)。ツーリングで連日使う場合は、2〜3枚をローテーションすると乾燥時間に余裕ができ、生地の劣化も抑えられます。

※4 洗濯環境によって異なるため、効果を保証するものではありません。

シーン別のおすすめ着用スタイル

夏のツーリング中、ネックゲーターとメッシュジャケットを着用して信号待ちするライダー
夏のツーリング中、ネックゲーターとメッシュジャケットを着用して信号待ちするライダー

夏のツーリングでの紫外線・熱中症対策

※冷感効果のあるアイテムを活用して暑さを乗り切る

気温30℃を超える日のツーリングでは、日焼けと同時に体温上昇への対策が必要です。走行中は風で涼しく感じても、信号待ちや渋滞では熱がこもります。

夏のツーリングでの組み合わせ例は次のとおりです。

  • 頭部:ヘルメットインナーとして冷感ヘッドキャップ。汗が目に入るのを抑え、ヘルメットの蒸れを軽減
  • 顔・首:冷感ネックゲーターを鼻元まで。首の後ろの日焼けも同時にカバー
  • :メッシュジャケットの下にアームカバーまたは長袖インナー
  • 休憩時:カバーを首元まで下ろし、日陰でこまめに水分補給

汗に反応するタイプの冷感アイテムは、走行風が当たることで水分の気化が進み、涼しさを感じやすくなります。バイクという「常に風が当たる」環境は、この種の冷感機能と相性のよいシーンです。

なお、額の汗が目に流れ込むとライディングの集中を妨げます。ヘルメットの前額部にFREEZETECH ACCESSORY 冷感ヘッドバンド Black LIDEF(メーカー希望小売価格1,980円・税込)を合わせる方法も、汗の流れ込み対策として有効です。

通年通勤で使う場合の注意点

通勤ライダーの場合、紫外線対策は夏だけの話ではありません。気象庁の観測では、紫外線量は3月から上昇を始め、9〜10月でも真夏の6〜7割程度の水準が続きます。片道30分の通勤でも往復1時間、月に20日走れば年間で相当な累積量になります。

通年で使うなら、次の点を押さえておくと失敗が減ります。

  • 薄手を基準にする:厚手は夏に使えない。薄手なら春秋も夏も対応でき、真冬だけ厚手に切り替える運用が現実的
  • 色は好みで選んでよい:黒系は表情が引き締まって見え、汚れも目立ちにくい。白系は光を反射し、明るい印象になる
  • オフィスでの取り回し:かさばらないネックゲーター型なら、丸めてジャケットのポケットに入る
  • 枚数を確保する:毎日使うなら最低2枚。洗い替えがないと衛生的に厳しい

バイクを降りた後も日差しの下を歩く場面があるなら、FREEZETECH ACCESSORY 冷感キャップ タレ付 Black White LIDEF(メーカー希望小売価格2,750円・税込)のように後頭部から首をカバーできるアイテムを併用する手もあります。バイクを停めた後の移動や、屋外での待機時間が長い方に向いています。

まとめ

バイクでの顔の日焼けは、走行風で日焼け止めが落ちること、ヘルメットの隙間から紫外線が入ること、この2つが重なって起こります。だからこそ、布で物理的に覆うフェイスカバーが有効な対策の一つになります。

選ぶ際のチェックポイントを整理すると次のとおりです。

  • UPF50+または紫外線遮蔽率90%以上の表記があるか
  • 吸汗速乾性のある化学繊維素材か
  • ヘルメットのあごひもと干渉しない形状・厚みか
  • 呼気がシールドに向かわない構造か
  • 夏に使うなら冷感機能があるか

そして着用時は「ヘルメットより先に装着し、鼻の付け根まで引き上げる」。この順序を守るだけで、走行中のズレはかなり減ります。

よくある質問(FAQ)

Q: フェイスカバーをすると息苦しくなりませんか?

A: 薄手で通気性のある生地であれば、走行中に息苦しさを感じることは少ないです。鼻元の位置を数mm調整するだけで呼吸のしやすさが変わるため、走り出す前に位置合わせをしておくことをおすすめします。厚手のフリース素材は夏場には不向きです。

Q: シールドが曇るのを防ぐにはどうすればいいですか?

A: 呼気が上方向に抜けることが原因です。生地の上端を鼻の付け根より少し下げる、または鼻の脇に通気口のある形状を選ぶと改善します。ヘルメット側のベンチレーションを開けることも併用してください。

Q: サイズはどう選べばよいですか?

A: ネックゲーター型は伸縮性があるためワンサイズ展開が多く、多くの方に対応します。締め付けが強すぎると走行中に不快なので、首まわりに指1本分の余裕があるフィット感が目安です。

Q: 何枚くらい持っておくべきですか?

A: 毎日通勤で使うなら最低2枚、連泊ツーリングをするなら2〜3枚あると安心です。顔に直接触れるアイテムなので、使用ごとに洗濯できる枚数を確保しておくと衛生的に使えます。

Q: 冷感タイプは冬でも使えますか?

A: 汗や水分に反応するタイプは、汗をかかない冬場には冷感を強く感じにくくなります。防風・防寒目的であれば、冬は厚手のネックウォーマーに切り替えるほうが快適です。


FREEZETECHのフェイスカバー・冷感アクセサリー

走行風が当たり続けるバイクは、汗や水分に反応して吸熱する(※2)冷感プリントの特性を活かしやすいシーンです。顔と首をまとめてカバーできるロングネックゲーター、ヘルメットインナーとして使えるヘッドキャップ、汗の流れ込みを抑えるヘッドバンドなど、ライディング環境に合わせて選べます。

その他のアイテムはFREEZETECH公式ストアからご覧いただけます。


関連記事