産後は、腰や骨盤まわりの違和感や体型の戻りが気になっても、赤ちゃんのお世話でケアが後回しになりがちです。思うように動けない日があるのは、ごく自然なことです。
この記事では、産後の骨盤ケアを始める時期、骨盤ベルト・骨盤底筋トレーニング・体操の違い、自宅での正しいやり方と注意点を順に解説します。スキマ時間で無理なく続ける方法を見つけてください。
産後の骨盤ケアとは?なぜ必要なのか

産後の骨盤ケアとは、妊娠・出産でゆるんだ骨盤まわりの関節や筋肉を、日常生活の中で支えたり動かしたりして整えていく取り組みのことです。「支える」「鍛える」「姿勢を整える」の3つが柱になります。
出産で骨盤が開く・緩む仕組み
妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌され、赤ちゃんが産道を通れるよう骨盤の関節や靭帯がゆるみます。さらに、大きくなるお腹を支えるため、骨盤の底にある骨盤底筋(膀胱や子宮を下から支えるハンモック状の筋肉群)にも負担がかかります。
経腟分娩では、赤ちゃんが通る際に骨盤底筋が大きく引き伸ばされます。帝王切開でも妊娠中の負担やホルモンの影響は受けるため、出産方法にかかわらず産後のケアは大切です。
放置すると起こりうる不調
骨盤まわりが不安定な状態で抱っこや授乳の前かがみ姿勢が続くと、次のような悩みにつながることがあります。
- 腰痛・恥骨や尾骨まわりの痛み
- くしゃみや咳のときの尿もれ
- 下腹のぽっこりや、妊娠前の服が入りにくいといった体型の変化
- 反り腰・猫背などの姿勢の崩れ
いずれも「放っておけば必ず悪化する」わけではありませんが、早めに生活の中でケアを取り入れておくと、日々の動きがラクになりやすくなります。
産後の骨盤ケアはいつからいつまで行うべきか

「産後 骨盤矯正 いつから」と検索する方は多いですが、ケアは一度に全部始めるものではありません。体の回復段階に合わせて、できることを少しずつ増やすのが基本です。
産褥期〜産後半年の目安
| 時期 | 体の状態 | ケアの目安 |
|---|---|---|
| 産後〜6・8週(産褥期) | 子宮が戻る途中。休養が最優先 | 骨盤ベルトで支える、病院で案内された産褥体操、呼吸を意識する |
| 1ヶ月健診後 | 医師の確認を経て動ける範囲が広がる | 骨盤底筋のエクササイズ、軽いストレッチ・散歩 |
| 産後2〜6ヶ月 | 関節のゆるみが落ち着いていく時期 | 体操・筋トレを少しずつ習慣に。整体等の利用もこの頃から検討 |
産褥期は横になる時間を確保することが最優先です。整体や産後骨盤矯正の施術は、1ヶ月健診で医師の許可を得てから検討しましょう。
時期を過ぎても遅くない理由
「産後半年までがチャンス」と聞くと焦ってしまいますが、骨盤底筋や体幹の筋肉は年齢や時期にかかわらず、トレーニングで動かすことができます。産後1年以上たってから始めても、ケアの意味はあります。
むしろ寝不足や体調不良の中で無理をするほうが続きません。「今日できる5分」から始めるくらいの気持ちで十分です。
骨盤ケアの方法の選び方

産後の骨盤ケアは、大きく「骨盤ベルト」「骨盤底筋トレーニングパンツ」「体操・エクササイズ」の3つに分けられます。役割が異なるため、組み合わせて使うのも一つの方法です。
骨盤ベルト・骨盤底筋トレーニングパンツ・体操の違い
| 方法 | 主な役割 | 始めやすい時期 | 価格の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 骨盤ベルト・リフォーム下着 | 外側から骨盤を支える | 産後すぐ〜(医師・助産師の案内に従う) | 約1,500〜5,000円が中心 | 腰や恥骨の不安定さが気になる人 |
| 骨盤底筋トレーニングパンツ | EMSで骨盤底筋を刺激し、トレーニングをサポート | 医師の許可が出てから | 1万円前後〜 | 自力のトレーニングが続かない人 |
| 体操・エクササイズ | 自分の力で筋肉を動かす | 産褥体操は病院の案内に従って | 無料 | 費用をかけず習慣化したい人 |
骨盤ベルトの価格帯は、大手通販サイトの売れ筋に見られる水準です(2026年9月時点)。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
症状や生活スタイルに合わせた選び方
- 腰や恥骨がグラつく感じがある → まずは骨盤ベルトで支えることから
- 尿もれや下腹の力の入りにくさが気になる → 骨盤底筋トレーニングを中心に
- まとまった時間が取れない → 着けたまま家事ができるベルトや、着用タイプのトレーニングアイテム
- 費用をかけたくない → 体操・エクササイズから始め、必要に応じてアイテムを追加
「支える」だけでは筋肉は動かないため、ベルトで支えながら、体操やトレーニングで鍛えるという組み合わせが、産後体型戻しを考えるうえでも現実的です。
自宅でできる骨盤ケアの正しいやり方

ここでは、道具がなくても始められるケアと、骨盤ベルトの基本的な使い方を紹介します。体調がすぐれない日は休み、できる日に取り組めば十分です。
骨盤ベルトの正しい装着方法
産後の骨盤ベルトは、巻く位置が最も大切です。ウエストのくびれに巻くのではなく、骨盤の下のほうを支えます。
- 仰向けで膝を立て、お尻を軽く持ち上げる(骨盤が正しい位置に収まりやすい)
- 太ももの付け根の出っ張った骨(大転子)と恥骨を結ぶ高さにベルトを合わせる
- 指が1〜2本入る程度の強さで締める
- 立ち上がって、呼吸が苦しくないか・脚がしびれないかを確認する
就寝時の着用可否は製品ごとに異なるため、取扱説明書に従いましょう。締めつけすぎは逆効果なので「心地よく支えられている」程度が目安です。
骨盤底筋を鍛えるエクササイズの基本
骨盤底筋トレーニングは、寝たままでもできます。授乳後や寝かしつけのあとなど、横になるタイミングに組み込むと続けやすくなります。
- 仰向けで膝を立て、肩と腰の力を抜く
- 息を吐きながら、尿やおならを我慢するように腟・肛門まわりをキュッと締め、体の内側へ引き上げる
- 締めたまま5秒キープし、息を吸いながら10秒かけてゆるめる
- これを10回で1セット。1日2〜3セットを目安にする
お腹やお尻、太ももに力が入っていないかがポイントです。慣れてきたら、座った姿勢や立った姿勢、抱っこ中の信号待ちなどでも行えます。
産後骨盤ケアで注意すべきポイント

ケアは正しく行ってこそ意味があります。よかれと思ってやったことが負担になることもあるため、次のポイントを確認しておきましょう。
避けるべき間違ったケア方法
- 産褥期の激しい運動:腹筋運動(上体起こし)やランニングは、医師の許可が出てから
- 骨盤ベルトの締めすぎ・位置違い:ウエストに強く巻くと、内臓を下へ押し下げる可能性がある
- 自己流の強い矯正:関節がゆるんだ時期に強く押したりひねったりしない
- 同じ側ばかりでの抱っこ・横座り・脚組み:左右差を生みやすい生活習慣
お腹の真ん中が縦に割れたように膨らむ場合は、腹直筋離開(腹筋が左右に離れた状態)の可能性もあります。上体起こし系の運動は控え、健診時に相談してください。
症状が改善しない場合に専門家に相談する目安
次のような場合は、セルフケアだけで様子を見ず、産婦人科や泌尿器科、骨盤底のリハビリに詳しい理学療法士などに相談しましょう。
- 産後3ヶ月を過ぎても尿もれ(※8)が続く、または悪化している
- 腟に何かが下がってくるような違和感がある
- 歩けないほどの腰・恥骨・尾骨の痛みがある
- 痛みやしびれが脚まで広がる
産後の体の悩みは、相談しづらいと感じる方もいます。ですが医療機関では日常的に扱われている相談なので、気になる時点で受診してかまいません。
※8 骨盤底筋のトレーニングをサポートする製品です。医療機器ではなく、症状の治療・改善を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は医師・専門家にご相談ください
La Luna(ラルーナ)のおすすめ骨盤底筋パンツ

産後の骨盤ケアで続けにくいのが、自分で筋肉を意識する骨盤底筋トレーニングです。La Luna(ラルーナ)の骨盤底筋トレーニングパンツは、履くだけ※1でEMS(電気刺激で筋肉を動かす機能)※2が骨盤底筋※3を刺激する設計で、体操と組み合わせるトレーニングサポートの選択肢になります。
鍼灸師 船水隆広氏監修※4で、ジェル不要・強度は9段階※5。1日20分・週4回の使用を想定しており、家事の合間や寝かしつけ後のリラックス時間に取り入れやすい仕様です。Makuake先行販売では応援購入※6総額1,000万円超・総合3位を記録し、2026年4月に一般販売を開始しました。
| 商品名 | 価格(2026年9月時点・税込) | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| ラルーナ 骨盤底筋トレーニングパンツ 単品 | 10,890円 | 履いてEMSで骨盤底筋を刺激。ジェル不要・9段階 | まず1枚から試したい人 |
| ラルーナ 骨盤底筋トレーニングパンツ リモコンセット | 32,780円 | リモコンで強度を調整できるセット | 手元で操作しながら続けたい人 |
使用上の注意:本製品は医療機器ではありません※7。生理中・妊娠中の方、産後で医師の許可が出ていない方は使用しないでください。ペースメーカー等の医療機器を使用中の方、皮膚疾患のある方、体調がすぐれない方は使用を控えるか、事前に医師へご相談ください。初めは弱い段階から始めましょう。
自分のからだと心をまるごと受けとめる習慣づくりに、La Lunaのセルフケアアイテムもあわせてご覧ください。
<small> ※1 骨盤底筋のトレーニングをサポートする製品です。医療機器ではなく、症状の治療・改善を目的としたものではありません。1日20分・週4回の使用を想定。<br> ※2 電気刺激で筋肉を動かす機能。医療機器ではありません。妊娠中・医療機器を使用中の方は使用しないでください。<br> ※3 骨盤底筋のトレーニングをサポートする製品です。医療機器ではなく、症状の治療・改善を目的としたものではありません。<br> ※4 鍼灸師 船水隆広氏監修(骨盤底筋トレーニングパンツ)。監修は商品設計に関するもので、効果を保証するものではありません。<br> ※5 骨盤底筋のトレーニングをサポートする製品です。医療機器ではなく、症状の治療・改善を目的としたものではありません。強度は9段階、体調に合わせて弱い段階から。<br> ※6 Makuake先行販売時の実績(骨盤底筋トレーニングパンツ:応援総額1,000万円超・総合3位)。2026年4月の一般販売開始前の時点。<br> ※7 本製品は医療機器ではありません。症状の治療・改善を目的とした製品ではありません。 </small>
まとめ
産後の骨盤ケアは、産褥期は「支えて休む」、1ヶ月健診後から「少しずつ鍛える」が基本で、時期を過ぎても遅くはありません。 気になる症状は専門家に相談しつつ、続けやすい方法を選びましょう。トレーニングの習慣づくりにはLa Lunaのセルフケアアイテムも選択肢の一つです。
よくある質問(FAQ)
Q: 帝王切開の場合、骨盤ベルトはいつから使えますか?
A: お腹の傷に当たる位置や締めつけが負担になることがあるため、使用開始時期は主治医や助産師に確認してください。傷が落ち着くまでは、傷を避けて着けられるタイプや腹帯が案内されることもあります。
Q: 二人目以降の出産でも骨盤ケアは必要ですか?
A: 出産のたびに妊娠・出産による負担はかかるため、二人目以降もケアの考え方は同じです。上の子の抱っこで負担が増えやすいので、抱っこの左右を入れ替えるなど生活動作の工夫もあわせて取り入れましょう。
Q: 骨盤底筋トレーニングは授乳中に行っても大丈夫ですか?
A: 寝たまま行う骨盤底筋の締める・ゆるめる運動は、授乳中であっても体調が良ければ取り組めることが多いです。ただし電気刺激を使うアイテムの使用可否は、製品の取扱説明書と医師の判断に従ってください。


